ホームインスペクション(既存住宅状況調査)とは?

住宅に精通した専門家が、住宅の劣化状況や欠陥の有無、改修すべき箇所や時期、費用などのアドバイスを行うことです。

住宅を売却した後、購入した後のトラブルを防止することができます。

検査は全て非破壊、目視によるものです。

 物件が空家なのか居住中かで内容は変わりますが、物件所有者様に事前に確認してほしいポイントは5つあります。

●上水道、ガス、電気を使用できる状態にしてもらい、検査中に使用する事。

●建築確認や図面などの設計図書を用意してもらう事。

●床下や天井裏を確認するので、荷物を移動する場合がある事。

●外回りや室内、収納を見て回り、場所によっては写真撮影する事。

●住宅診断に60分~90分かかる事。

物件所有者様のご協力が得られない時は、検査項目が制限されることがあります。

 確認する項目は大きく5種類(屋外・室内・床下・天井裏・設備)です。

 基礎・外壁などの構造体のクラックや劣化を確認し、敷地の形状や高低差の処理方法などを総合的に考慮した上で地盤沈下の有無を判断します。

 また、外壁・屋根・コーキングなどの雨水の侵入を防止する箇所の劣化状況を確認し、今後のリフォームの時期や費用などを提案させて頂きます。

 床・壁の水平・垂直を調査し、建具の開閉状況、室内のクラックなどを調べて建物全体の傾きを確認します。

 また、窓回りや部屋の隅、天井に水染みや水漏れがないか目視ながら回り、同時に床のきしみなども確認します。

 基本的に床下点検口から見える範囲の基礎、木材、配管、床下断熱材、換気、蟻道の状況を確認します。

 床下からは、構造上重要な土台やシロアリ、木材の腐食、給排水管からの水漏れを判断する重要な検査ポイントです。

 ユニットバスの点検口や天井点検口から見える範囲の金物、木材、断熱材、雨漏り、換気ダクトの状況を確認します。

建築確認の図面から筋交の有無や金物の不足、緩み、部材の接合状況、雨漏り跡を確認します。床下同様に重要な検査ポイントです。

 キッチン、ユニットバス、洗面台、給湯器、照明器具、火災報知機などの機器の状況を確認します。

 主に、給水、給湯、排水の漏水検査となりますが、実生活に直結し、リフォーム費用に大きな影響を与える場合があります。

 一級建築士が日本ホームインスペクターズ協会で定められた診断項目に基づいた診断を行い、診断結果は冊子としてお渡しします。この診断書は国土交通省の定める「既存住宅状況調査(インスペクション)」の検査項目も満たしたものです。

 住宅の購入前の検査であれば、診断結果の内容によっては買わないという判断もできます。